区分: 18禁BLゲー
タイトル: 私立大成学園物語
メーカー: Swallow Tail(閉鎖)
発売日/価格: 2001年3月2日/7800
ジャンル: 学園物ビジュアルノベル
シナリオ: 雅桃子
原画: 高嶋上総
システム: CG鑑賞あり。バックログなし。
選択肢の少ないノベルゲーム。
攻略人数/ED数: 主人公とEDがあるのは2人/4種
お薦め度:
好きキャラ: なし
好きカプ: なし
感想他:

【きっかけ】
2000年の冬だと思いますが、コミケに参加したときに机の上にチラシが置いてあったことを今でも覚えてます。今思えばあれは悪魔の罠だった……! 18禁BLゲームは当時ほとんどなかったので、物珍しさから手を出してしまった感は否めません。チラシの絵は綺麗だったし、手を出していいかと思ったんだ、思ったんだよ! 当時はまだ店頭でこの手のゲーム買うのは恥ずかしかったので、たぶんチラシに書いてあった通販を利用したはず。

【グラフィック】
受けが女の子っぽすぎるのは好きじゃないので、一目で受け攻めがわかってしまう絵柄はちょっとイマイチだったかも。あと攻めの胸板が妙に厚かったり、肩幅が広すぎるのもちょっと。スチルの枚数はそんなに多くなかったと思います。よく覚えてないけど。

【システム】
ゲーム性がなかったことをのぞいてはあまりおぼえてません。

【シナリオ】
とにかく文章が受け付けませんでした。設定がみんな上滑りしてて嘘くさいのも、受けがやたらに持ち上げられてるのもダメでした。BLノベルをゲーム化したと書いてありましたが、ゲーム化するほどその小説売れてたの?と心の底から疑問に思いました。
あと個人的に一番ダメだったのが、ピアッシング。乳首ならまだ許せる。でもペ○スにやるのはどうよ? しかも穴開けた直後に引っ張ったりしてるし。耳たぶに穴開けても数日は痛いし、あんまいじるなってこと言われた気がするんですが、さらに敏感な場所に開けておいて、それはどうなんでしょうと。生徒会長が愛人にやってるのを見てウヘァって気分になったんですが、その愛人が主人公にそれを見せに来て、あげく最後に主人公が自分で買ったプラチナ(だっけ?)のピアスをつけてくれと攻めにおねだりしてるの見て、激しく引きしました。基本的に痛いのはダメなんだ。そのくせ鬼畜系は好きという矛盾。そういえば獣姦もありましたなぁ。「犬に犯られるくらいなら、バックバージン攻めにあげればよかった」な台詞とかあって、そこでも疑問を持った覚えが。というか、どうやったら犬が人間の男を襲うんでしょうか? 誰か教えてください、エロい人。
あと主人公がやたらと庶民とか、貧乏とかを強調されてるのも嫌でした。前述のピアスにしても、受けのおねだりに攻めは最初ためらいつつも「庶民の受けが自分のバイト代を貯めて買ったものなんだから、願いを叶えてやろう」みたいな感じだったし。おまえ、奨学生だろう、母親苦労してるんだろう、そんなもの買う金があったらもっと有意義に使えよとか思ってしまうのはダメですか。それとも庶民のひがみですか。

【雑感】
上であれだけ罵倒しつつも、シーンとか台詞とか、いまだに覚えてる辺りが我ながら驚きです。一応コンプはしたんですよねー。まあ、選択肢ほとんどないし、ED4種あるといっても、主人公のEDキャラ二人で2種、喧嘩したカップルを仲直りさせるかで2種なので、見ようと思えば2回で両方見られます(たしか)これは他に
個人的には、その後別件で検索かけてて見つけたレビューサイトで叩かれまくってるのを見たときの方が、ゲーム本編よりも楽しめました。もうね、涙流して笑いながら激しく同意させていただきましたとも! まあ、このゲームを叩かないレビューサイトはおそらくないと思いますが。
第一弾がこの出来だったので、当然第二段を買おうという気にはなれませんでした。第二弾の原画描いてた人は、当時よく同人誌買ってた方だったんですが、絵に対する興味よりもメーカーに対する忌避反応のが上回りましたとも。

2007/05/12




モドル