【きっかけ】
店頭で見てタイトルなど知ってはいたのですが、耽美風味な絵柄に引いてました。が、BOY×BOYやフレグランステイルの項に出てきた友人の熱烈プッシュにより購入してみました。基本的に彼女が強く勧めてくるものにはずれはないと思っているので。結果、大満足な内容でしたとも!
【サウンド】
サウンドについてはあんまりこだわりがないというか、よくわからないのが多いので、深くは語りません。OPとかはそんなに繰り返し見る方ではないんですが、一日の始まり、カードを重ねる際にかかってる音楽は割と好みでした。
【グラフィック】
若干くせがある絵柄ですが、プレイしている間に気にならなくなります。というか、時代設定や雰囲気に合っているとも思いますし、他の絵柄がが考えられなくなります。デッサンとかについてはそれほど詳しくもなく、また気にする方でもないので、首が折れてるとかもそんなには気にならなかったです。ただEDの時に髪の短い要とか、真弓をみると思ったのですが、あんまり描き分けてはいないなぁ、と。髪の色さえ同じなら、ほとんど区別つかないと思います。
金子の髪下ろしver、帽子付きver、マント付きverとか、なにげに立ち絵の差分も多いです。受け攻め2パターンずつあるせいで、エロシーンの画像もそれなりに多かったように思います。
【システム】
カードを組み合わせることによってイベントが進んでいく独自のシステムになっています。組み合わせは主人公が絡むもの以外にもサブカプあり、受け攻め自在です。それぞれ組み合わせごとに初期状態でどちらが受けになりやすい、攻めになりやすいというのがあるものの、ひっくり返すことも可能なので、実際には制限はないも同じです。とにかくシナリオ量が膨大なので、コンプには骨が折れます。ただシーンの差分とかがかなりの量あって、おまけ画面で見たものについては○○(□□なし)とか出てくるので、どのシーンを見ていないかということは容易に推測できます。ので、時間と根気があればコンプもそこまで面倒ではないかと思います。
バックログが使いづらいなどの不満は特になかったように思います。
【シナリオ】
とにかく量があります。主人公含めて6人いるキャラが総当たりでの組み合わせ可能なので、かなりのボリュームがあります。しかも特定のイベントを見ていると台詞が変わる、というような細かい分岐がかなりあり、一つのイベントでも何日にそのイベントを起こすかということで台詞が三つに分岐したりと、とにかく細かい。
とにかく情報なしでプレイしたかったので、攻略サイトとか一切見ずにプレイしてました。雑誌は基本的に読まないので、その点でもまったく外部からの情報がない状態でした。おかげで、BADEDと陵辱EDにはたどり着けるものの、各キャラのGOODEDに気づかずに、BADEDが各キャラの個別EDだと思い込んでました。何周かプレイしたあとで、狙いのキャラに一直線じゃなくて、他のキャラにも粉かけながらやっていたときがあって、そのときに初めて情報入手イベントが発生、GOODEDを見ることができました。その後はどのキャラともやり方わかったので、さくさくGOODED回収できました。
最近はわからない箇所があるとすぐ攻略サイトなどを見る癖がついてしまってるので、こういうプレイの仕方をしたゲームはほとんどないです。だからこそ余計に印象に残ってます。情報収集イベントの存在に気づけてよかったと心の底から思います。
Hシーンも豊富です。各組み合わせごとに、純愛陵辱の2パターンがあり、さらに受け攻めがどちらにもありますので。ごついのとショタ系で、普通ならどうやってもショタ受けにしかならないような組み合わせでも、ショタ攻めとかにできるのが新鮮でした。Hシーンで好きなのは火×金とか、土×金(リバ可)とか。火×金は、まさかエロシーンで爆笑するとは思わなかった。金子は土だと組み合わせたときの「それがうれし泣きでして」の台詞は名言だと思います。水川先生相手の時もそうだし、金子は全体的に可愛いですね。
あと火×金と別の意味で印象に残ってるのが、真弓陵辱H。18禁ゲームプレイヤーに50の質問って答えましたが、もしもあの質問の中に、「トラウマになりそうなHシーンはありますか?」とかいう質問があれば、絶対にこれとLamentoのフラウドEDを挙げてました。芋虫見るのも嫌な人間の体に芋虫這わせてレイプって、どんな拷問ですか。見てるこっちが気持ち悪くなりそうでしたよ。しかもそれで、芋虫苦手だったのが平気になるとか、これまでやたら敵対的だったのが懐くとか、絶対あり得ないと思いました。トラウマになりますって、あれ。
【雑感】
質、量ともにシナリオは既存のBLゲームの中では一番いいと思ってます。ただ絵で損してる部分があるのが残念。人に勧めても、「絵がなぁ」って反応されること多いですし。逆に絵が平気なら絶対に買って損しない一品ですね。
2007/06/06
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